第134回投稿,鉄橋 投稿者:キノ 投稿日:2017/04/05(Wed) 11:22 No.13221 |
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いよいよ今日から国立新美術館で第76回展が開催されます。昨日は会場の飾りつけで終日立ち通し、動き通しでヘトヘトになって帰ってきました。たった一日で総陳列数695点、ほとんどが100号を超える大作、その飾りつけ、目録作りなどのすさまじさはご想像いただけると思います。 拙画は幸運なことに「優秀賞」を頂きしかもしょっぱな、第一室の大先生の間に挟まって縮こまっていました。モチーフは駐在時通勤路であったマンハッタンとロングアイランドを繋ぐテーターボロー橋です。こんな地味なモチーフと色調の絵によくぞ目を止めていただいたと、感謝しています。
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鉄橋 キノ - 2017/04/05(Wed) 11:25 No.13222 |
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これが会場風景です。 |
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Re: 第134回投稿,鉄橋 F生 - 2017/04/05(Wed) 16:33 No.13226 |
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ショッキングな絵です!! 鉄がもたらす非情と大都市が醸す哀愁との混淆の中に、フシギな魅力を湛えています。 鉄骨の錯綜が、藤城清治のような影絵を思わせるところがあって、それが、また哀愁感を募らているという感じもします。 とにかくすばらしい絵。100号の値打ちもあるというものです。 |
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Re: 第134回投稿,鉄橋 塩爺 - 2017/04/05(Wed) 20:15 No.13227 |
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御無沙汰をしております。素晴らしい作品を拝見して感動です! 田舎にいますが、明日にでも原画を拝見しに上京をしたくなりました。 |
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Re: 第134回投稿,鉄橋 tm - 2017/04/05(Wed) 20:44 No.13228 |
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凄いなー!!! 繊細緻密な遠景の構造体と、そこから躍り出して来る鉄骨構造体との葛藤が、力強い緊張感を醸し出している。と、感じた途端、ガーシュインのラプソディー・イン・ブルーが頭上から降ってきました! 何という研ぎ澄まされた迫力!音楽的空間!! |
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Re: 第134回投稿,鉄橋 キノ - 2017/04/05(Wed) 21:09 No.13229 |
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F生さん、あの猥雑でいながら麻薬のような魅力を秘めたマンハッタンを端的な言葉で表現いただいて、嗚呼、長生きをして諸先輩とこんな会話のできる僥倖をしみじみかみしめてております。確かに切り絵のようですね。重ね塗りより最初に出会う水と絵の具のせめぎあいの面白さを試してみたかったです。 ですので画面上部の滲みは最初の色混ぜ以外まったく手を加えておりません。自然のやさしさ、いたずら心に圧倒されました。
塩爺さん、おなつかしゅう〜ございます。FBでしたか、失礼ながら以前の作品から何十枚も皮がむけたような素敵な水彩画を拝見いたしました。ご都合がつき次第、こちらに合流いただけることを切に祈ります。ありがとうございました。
tmさん、あまりにもノスタルジアを掻き立てる仰りように胸が詰まっております。あのすすり泣きながらしゃくりあげるようなクラリネットのイントロ、世界中どこを歩いてもあの曲に似合った街角はこの橋を渡り終わった場所以外に存在いたしません! ある時、泥酔してパークアヴェニューを千鳥足で歩いている時にどこかのバーから漏れ聞こえてきたフランクシナトラの歌声の感動も一生の宝物です。これはもう病気です。 |
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Re: 第134回投稿,鉄橋 ふたば - 2017/04/05(Wed) 23:01 No.13230 |
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一目拝見した途端、何か言わなければと思いながらも、言葉が出て来ませんでした。無機質の鉄の塊のはずなのに、何故これほど胸を打たれるのでしょう。それは、きっとこの作品がキノさんの魂の叫びそのものだから、、、今はそれしか言えません。 |
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Re: 第134回投稿,鉄橋 ryuu - 2017/04/06(Thu) 08:26 No.13233 |
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流石ですねぇ 逆光気味の鉄骨の色合いと構図の斬新さにびっくりしました この場所私も通ったと思うんですがぽっと出の1回限りでは記憶にないのも当然です 通勤路ならではですね にしても おめでとうございます 受賞記念パーティーでは祝福の嵐でしょうね 名古屋で拝見したいと思います |
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Re: 第134回投稿,鉄橋 sneaker - 2017/04/06(Thu) 09:58 No.13234 |
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緊張感に満ちた傑作ですね。失礼ながら日頃の柔和な作風からは想像もできません。。 人工の構造物でありながら、見る者を拒否するかのような鉄橋の存在感に圧倒されそうです。その一方、鉄骨を洩れる夕陽の光芒にホッとします。そのバランスが心地よいです。 |
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Re: 第134回投稿,鉄橋 KNakajima - 2017/04/06(Thu) 17:25 No.13236 |
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鉄橋 キノ - 2017/04/09(Sun) 18:16 No.13252 |
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ふたばさん、素敵なお言葉で心境を代弁頂きありがとうございます。いま費用を出すから、としたら一番行きたいところは?と問われたら、やはりニューヨークですね。
ryuuさん、そうですか!ryuuさんもわたっていましたか!? ボクの子の橋との出会いがとても劇的でして、JFKに夕方ついて、この橋を渡った時は、そう、8〜9時ごろだったでしょうか、ビルは見えないのに明かりのついた窓が天空を覆っていて度肝を抜かれました。今になっても連絡ないので巡回展にはもれたみたいです(笑)。
授賞式会場(明治記念館)までのシャトルバスを小一時間、寒風の中で待っていてどうやら喉をやられたようで帰宅後ダウン、二日臥せって、いまノコノコ起き出したところです。何ですか、B型インフルは熱も出ず、咳と鼻だけがすさまじいとのこと、その通りでした。恥ずかしながらこれが顛末、写真を添付します。
sneakerさん、「夕陽の光芒」なのですが、先生方や何人かの方に聞かれたのですが、これは人為的にできたものではなくて、水と絵の具が勝手に創造してくれたのです。ありがとうございます。
KNakajimaさん、そうおっしゃられると面映ゆいですが、どんどん参りましょう!!!!(ゴホン、ゴホン!) |
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Re: 第134回投稿,鉄橋 ryuu - 2017/04/10(Mon) 04:48 No.13254 |
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おっ いいですねぇ でもできればご尊顔を拝したかったです |
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Re: 第134回投稿,鉄橋 tm - 2017/04/10(Mon) 10:12 No.13264 |
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悪性のインフルに私も正月早々にやられましたが、一日も早いご回復を祈念しております。 所で、後学のため失礼ながら技法をお尋ねしたいのですが、背景の逆光に煙る鉄骨周囲の空はマスキングされたのでしょうか? |
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Re: 第134回投稿,鉄橋 tm - 2017/04/10(Mon) 10:32 No.13269 |
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Re: 第134回投稿,鉄橋 キノ - 2017/04/10(Mon) 17:14 No.13270 |
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ryuuさん、ご尊顔などといった大そうな代物ではないのでこの角度がお披露目の精一杯です(泣)。 あ、いまになって巡回展の通知が参りました。
名古屋市 愛知芸術文化センター8階ギャラリー 4月25日(火)〜4月30日(日) 大阪市 大阪市立美術館 5月9日(火)〜 5月14日(日) 本物見られちゃったらアラばかり、恥ずかしいなあ〜!
tmさん、そうでしたか、ボクも家内にうるさく言われ滑り込みで予防注射をしたのにこのありさま。家内曰く、「種類が違うんだからしょうがないの」。とほほ。 はい、かいつまんで申し上げますと、ぼんやりした元絵だったので下絵を描き、そのエアーホールを徹底的にマーク、そしてグリッドごとに分割コピー、転写。100号に合わせました。この作業が一番しんどかったです。あとマスキングをするのもにじみを効かすのも楽しくできました。(とはいえ応募作2枚分、それぞれを失敗、都合100号4枚(2枚はもちろん途中放棄)描きました。あんちょこがバレて恥ずかしいです。 |
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Re: 第134回投稿,鉄橋 tm - 2017/04/11(Tue) 10:12 No.13279 |
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創作の舞台裏を御披瀝下さり感動が倍加しました。名作を生むには愉しむだけではなくて、やはり努力の必要な事がよく分かりました。 |
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Re: 第134回投稿,鉄橋 キノ - 2017/04/13(Thu) 21:58 No.13290 |
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tmさん、お恥ずかしい舞台裏をお見せして失礼いたしました。 今日は展覧会のハシゴ、家内を伴ってまずは再度連盟展へ。次いで今注目の笠井一男氏の個展初日に。3軒目は少々くたびれましたが永山裕子/醍醐芳晴二人展、ちょうどポートレートのデモ中で、ものすごいギャラリーにびっくりしました。 -------------------------------------------------------- ↓ F生さん、とんでもない、関西こそ芸術の都ですよ。
tmさん、それが証拠にtmさんも御覧になった海北友松のような素晴らしい展覧会が・・・・でも来週の日曜美術館で特集だそうで、楽しみです(もう上に上がるには食傷気味でしょうからここで失礼します)。
ryuuさん、名古屋巡回展メモって頂けましたでしょうか? |
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Re: 第134回投稿,鉄橋 F生 - 2017/04/14(Fri) 05:14 No.13291 |
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当代きっての、水彩名手、御三方の個展を一度に見られるとは!!やはり、お江戸にいないといけません。 |
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Re: 第134回投稿,鉄橋 tm - 2017/04/15(Sat) 10:05 No.13300 |
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お江戸にも行きたいですが、「海北友松展」の筆勢壮烈な水墨画や、アメリカ帰りの情趣溢れる優しい屏風画に圧倒されました。こんなに素晴らしい大巨匠なのに、主催四社の中の来賓の一人による「こんな画家がまだ残っていたのですね」との挨拶にはちょっと驚きました。 |
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